カテゴリ"知見"の記事一覧

Inkscape 0.92 or laterでXML Editorの座標単位をpxで読み取る

InkscapeのXML Editorで見れる個別要素の座標は単位修飾子の無い”ユーザー単位”ですが、デフォルトではmmで展開され、他の単位については96dpi相当の座標変換を経て描画されることで見かけ上のサイズ・位置を保っています。
これを例えばpx環境にしようとして、Tool Controls Bar(ツールコントロールバー)でpxを選んだり、File(ファイル) -> Document Properties(ドキュメントのプロパティ)のDisplay unitsでpxに変更しただけだと、画面上の座標は反映されて変わるもののXMLの座標に変化はなく、読み取りも書き込みもmmの振る舞いのまま変化がないように見えます。

ユーザー単位はpxの解釈でやり取りしたい場合もあるので、この状況を変更する方法を3通り紹介します。やってることは同じです。ご存じの方はお察しだと思いますが内容的にはScaleの話だけになります。

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X370 Taichiで3pinファンが制御できなかった問題

このマザーボードにはCHA_FAN端子が3つありますが、そのうちCHA_FAN1、CHA_FAN2は繋げたファンが4pin(PWM可)か3pin(電圧制御のみ)かを自動で判別し、CHA_FAN3はBIOS画面で指定するという仕様になっています。

今までBIOSバージョン3.20で使用していたのですが、先日購入したケース付属の3pinファンをCHA_FAN2とCHA_FAN3に接続したところ、全く制御が効かない状態が続いていました。
CHA_FAN3はBIOS画面でなんとか電圧を落とすことに成功しましたが、自動判別が災いしてCHA_FAN2はPWM固定にでもなっていたのでしょうか。
CMOSクリアも効果がありませんでした。

そしてこの度、BIOSバージョンをBridge BIOSの3.30に上げたところ、ちゃんと効くようになりました。
バージョンの問題というより焼き直しが効いたのかもしれません。

2019/3/4 追記
その後、ファンの付け替えをしたところ、再び制御不能となりましたが、また3.30を焼き直すことで復活しました。

参考になれば幸いです。

EaseUS Todo Backup Free 11.5でWin10デスクトップをSSDからHDDにクローン

EaseUS Todo Backup Free
公式のマニュアルも充実しています。合わせてご覧ください。
Free版でもバックアップやクローン等の基本的な機能が網羅されており、有償版ではスピードアップやサポートの充実が図られています。

※必ずバックアップをとってください。
デスクトップ環境で、その上HDDへのクローンですのでご了承ください。成功した例を紹介します。
Windows10をGPTなSSDにインストールしてある状態から開始です。

まずクローン先となるHDDは、外付けではなくSATAで接続したほうが確実です。

そしたらお約束の、コマンドプロンプトなりPowerShellなりでdiskpartを開き、クローン先のHDDをcleanしてconvert gptするという流れを行ってください。
GPTに変換できたことを確認したらexitして大丈夫です。

この状態で、要するにクローン先HDDをフォーマットはしない状態で、EaseUS上でターゲットディスクに指定してください。
クローンはシステムクローンではなく通常のクローンで行いました。またこの際、EaseUS上でのクローン先パーティションのサイズ変更等はしていません。

その後シャットダウンをし、HDDに換装してブート順の設定をします。
起動時に時間がかかるかもしれませんが、失敗だと割とすぐにブルースクリーンが出ると思うので、しばらく待ってみてください。起動すると思います。

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