Cooler Master MC600P レビュー @空冷(簡易水冷についてもちょっと)

徐々に内容や写真を足していきたいと思います。

本ケースはMasterCase Pro 6として発売されていたケースを仕様変更・値下げしたモデルです。
未だに裸運用だった2017年製のRyzen機用に購入しました。

文だけでは伝わりづらいと思うので、マニュアルと照らし合わせながらご確認頂ければ幸いです。
https://apac.coolermaster.com/jp/case/mid-tower/mastercase-mc600p/

1. 外観と材質

■見た目
多数の画像がアップされているため改めて書くことは少ないですが、色はほぼ黒です。表面が艶消し加工であるため光の加減によっては「ダークメタリックグレイ(本家曰く)」っぽくも見えなくはないです。
また個人的に気になっていた点として、5.25″(以下5″)ドライブはフロントパネルを完全に取り外さずに操作できるのか?ということなのですが、できます。本ケースのフロントパネルを上だけ開いてキープさせておく画像や動画がありますが、この状態で光学ドライブのトレイを出し入れすることができます。

流行りのシュラウドはないため電源ユニットや下部ストレージは丸見えです。一応取外し可能なパーティションプレートで電源・下部ストレージ空間とマザー空間が分けられています。
強化ガラス製のサイドパネルは、上部のコインネジを時計回りに90°回すと開けられます。結構硬い。コインでは綺麗なネジが傷つくと思うので厚さの合ったプラスチック板でやるといいかもしれません。締めるときは反時計回りに90°です。

■付属品

■フロントIO
ここはMasterCase Pro 6時代から改良が施されています。
 ・USB3.0 Standard-A x2
 ・USB2.0 Standard-A x2
 ・ヘッドホン・マイクジャック
 ・ファンコントロールスイッチ
となっていて、USB2.0 x2が追加されてUSB4ポートとなっています。5″ベイがあるとはいえ付属が2ポートしかなかったのは確かに心許ないかも?
あと、リセットスイッチが除かれた代わりに後述するLEDバーを操作するスイッチが付けられました。動作は多分ON/OFFだけかな?今度確認します。

■光り物とか
電源ランプは白で、電源ボタンのすぐ下が光ります。HDDアクセスランプと兼ねていて、アクセス時に明暗が変化します。
電源ボタンとフロントIOの一連の部分はカバーで隠せるため、何か挿さってなければ隠せます。
点滅ではなく明暗で光るということ、強い光ではないこと、ケーストップに上を向いて付いていることからそんなにまぶしくはない…とは思いますが、最悪ランプ端子から抜けばいいです。
すっかり根付いた光りモノですが、本ケースは前面下部にフルカラーLEDバーが控えめにあしらわれているだけです。初期状態では前述のフロントIOのスイッチとSATA電源コネクタが合流するアダプタに4pinケーブルで繋がれていますが、付属する4pin延長ケーブルで電源をマザー供給に差し替えるとPC上でBreathingとか指定できるようになります。品があって美しい!
付属のファンは光らないため内部に光るギミックはありません。空間が広いのでカスタマイズの余地はあります。

■付属ファン
付属のファンは3つ、140mm径/25mm厚の同一のもので、フロントに2連、リアに1つ付いています。豪華。リアはタッピングねじで固定されています。
型番は「A14025-12CB-3BN-F1」あるいは「DF1402512SELN」で、1200rpm 19dBA、12V/0.18A。COSMOS IIのリアファンと同じらしい。
3pinになりますので回転数は電圧で調整することになります。
これだけでも中~小型のミドルタワーしか組んだことのない身としては圧倒的風量に驚かされます。
なおこのケースに200mmファンは付けられません。140mmはフロントx2、トップx2、リアx1まで。120mmも同様ですが、付属のアタッチメントで5″ベイを犠牲にすることでフロントx3が可能です。

トップとリアはケースに雌ねじが切られておらずスリットタイプになります。トップファン用にタッピングねじが2ファン分しっかり8個付属していますが、タッピングに抵抗がある場合は全ねじ+ナットセットが売られていますのでそれで貫通型に対応可能です。M3よりM4のが頼り甲斐あるらしい。そしてM4が入ってΦ5タッピングねじでねじ切りされるという数値的に割と高精度な情報が生まれることになる

とかSS-NSC25とか。
※ラジエーターとサンドイッチする場合はメートルねじは使えません。下のようなUNCインチねじ/No.6/32山の長ねじをお求めください。
ファン厚25mm 4本セット (20mmもいける?ラジエーター次第かも)

ファン厚38mm 4本セット

■材質
材質ですが、よくアピールされるポップアップ式パネルはABS樹脂製です。
 ・ポップアップ式パネル
 ・着脱式リアフレーム
 ・それらの間にある取っ手のような部分(※取っ手ではない!)
 ・フロントIO周り
 ・脚部
 ・フィルター(フロントのメッシュ部はスチール)
 ・ポップアップ式パネル内側のフロントパネル
これらがABS製
となっています。
要はデザイン上フレームから飛び出してる部分はプラスチックです。ここはパネル部がアルミニウムなSL600Mは価格なりの差をつけています。
正面左側サイドパネルは強化ガラスに変更されていますが、MasterCase Pro 6ではアクリルでした。高級感も然ることながら開けやすくもなってGoodです。
 ・フレーム部分
 ・正面右側サイドパネル
 ・パーティションプレート
 ・ケーブルマネジメントカバー
 ・トップファン/ラジエーターマウンタ
 ・5″ベイマウンタ
 ・2.5″マウンタ
これらはスチール製
で、3.5″/2.5″共用ベイはマウンタが樹脂、ケージがスチール製です。
ポップアップは磁石やスプリングで実現されており、この他にも磁石を使ったギミックが散見されます。

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2. サイズと拡張性

 ・奥行き 544mm
 ・幅 235mm
 ・高さ 548mm
 ・重さ 13.1kg
と、ミドルタワーと名乗るには大型な部類です。EATX(12″ x 10.7″まで)が入りますし、その上でラジエーターはフロントに360mm級まで、トップに280mm級(実寸上限296mmで考えると安全)まで対応です。ただし拡張性は徐々に犠牲にする必要があります。
CPUクーラーは190mm高まで対応です。これ以下の高さであればグラフィックボードは296mm/412mm(3.5″ケージ取り外し時)長まで可能です。なおオプション品でグラボ縦置きも可能になるようですが、既存の拡張スロットを置き換える形になるので他のカードと排他になるようです。
裏配線スペースは3.5cm以上の余裕があり、スルーホールや切り欠きなどもそれぞれが余裕を持って大きく割かれています。配線に難儀することはないでしょう。
電源は200mmまで対応です。

ドライブベイは初期状態で
 5″ x2
 3.5″/2.5″共用 x4(2×2)
 2.5″ x2
※5″以外はシャドウベイ
となっています。
2.5″は9.5mm厚対応のスチール製で、クリップのようにディスクを挟み込むようになっています。追加オプションでもう2ベイ追加できます。
3.5″/2.5″共用ベイオプションはx2またはx3のケージ単位となっており、アタッチメントを目測する限りでは5″ベイマウンタがある状態で+4ベイ、5″ベイマウンタを取り外せば+7ベイ追加できると思います。

EATXにする場合は、裏配線からケーブルを戻す穴が塞がれるため、ケージ用のアタッチメントをずらすor外すか、またはパーティションプレートのスルーホールを通すかプレート外すかしてほぼ表配線するかということになると思いますが、前者の場合だとパーティション上側でケージが使えなくなるため、3.5″ストレージはパーティション下の2ベイでの使用に限られます。
5″ベイマウンタはこのアタッチメントとは関係ないので多分使える…と思います。24pinケーブルの取り回しに難儀しそうです。

フロントファンは2つまでは拡張性を犠牲にせず付けられます。3連にする場合は120mmファンでのみ可能で、5″ベイは使えなくなります。なおベイマウンタを外す必要はありません。

■簡易水冷について
ラジエーターをケースに固定する際、
 ケース→ラジエーター→ファン
と短インチネジでケースとラジエーターを直付けする方法と、
 ケース→ファン→ラジエーター
と長インチネジでファンを貫通しラジエーターを固定(ファンをケースとラジエーターでサンドイッチ)する方法があると思いますが、トップはトップマウンタの形状上、特に140mmファンモデルにおいてサンドイッチ限定となる場合があります。1ファンモデルでも可能性はあります。というのもこのマウンタ、長さ297mm幅150mmのトレー状になっているからです。つまりこれに収まるサイズなら直付けできます。120mmファンモデルですがトップに直付けした写真を見ることができます。
 Cooler Master MasterCase Pro 6 review – Product Showcase – The Build
 https://www.guru3d.com/articles-pages/cooler-master-mastercase-pro-6-review,8.html

トップマウンタはスチール製で、手回し可能なネジで取り外しができます。ファンだけ付ける場合のタッピングねじ、ファン+ラジエーター付ける場合の長インチねじそれぞれが付属しています。

リアはマニュアルでは直付けしか書かれていませんが、おそらくどちらでも良さそうな雰囲気です。
ただ、付属ファン取り外し時に一緒に外したタッピングネジを戻して使っている描写があります。おそらく誤植でしょうか?短インチねじでいいと思います。

ラジエーターをフロントにつける場合、2ファン以上のモデルなら基本的にパーティション上側のベイはすべて外す必要があると思ったほうが良いかもしれません。マニュアルに言及がない1ファンモデルなら大丈夫そうですが…あくまでラジエーター部の実寸サイズに左右されるでしょう。
パーティション下側の3.5″/2.5″共用ベイケージは後方の電源側にずらせるため360mm級ラジエーターであろうと常に使えます。
そしてこのフロント、長インチネジを用いて
 ファン→ケース→ラジエーター
という付け方をしても綺麗に収まるデザインがされており、この場合にラジエータ厚40mmまで可能となります!やべーぞこれ自分空冷でいいんすか?ストレージスペースと排他ということにはなりますが、この贅沢な使い方、最高です。360mm級ラジエーター取り付けページにこの付け方が案内されています。
なおこの場合は初期装備のフロントファンは外す必要があるので、がら空きなトップに回してリアファンを吸気に付け替えるといいかもしれません。前後吸気上排気。
2ファンまでのラジエーターであればトップにも付けられますので、拡張性重視であればトップに回すとベイが犠牲になりません。

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3. 組んでみた感想

大きく且つ重いため、そこそこ体力が削られましたが、無事組み終わりました。
とはいえATXで空冷ですので、基本的に配線すれば終わりです。
付属品に欠品はなく、スチール部分が多いながらも工作精度に問題はありません(Cooler Masterだし)。
裏配線スペースは十分です。電源がプラグイン式でない上ケーブルが太いのでケーブルマネジメントカバーを閉じる時に抵抗がありましたが、それくらいです。
何箇所か目立たない所に「Designed by Cooler Master」と書かれていましたが、MasterCase/MasterBoxシリーズ共通なのでしょうか?あるいはこのケースだけ?その自信の表れに劣らない格好良さと言うか品があるケースです。
強化ガラスは黒い縁取りとスモーク加工がしてあり、全面アクリルパネルのような中身おっぴろげ状態ではなく、あくまでケース然とした出で立ちでクールに佇んでおり、これはセンスのいい光らせ方をしたくなります。
ある角度からだけ取り繕ってるようなハリボテ形状よりも合理的かつ全体として均整が取れているようなデザインが好きなので、対象性が強調されたこのケースは前身であるMasterCase Pro 6時代から目をつけていました。正直このモデルの存在は知らなかったのですが、調べていくうちに改良が施されたと知り(LEDがフルカラー対応になったりサイドがガラスになって開けやすくなったりマネジメントカバーが追加されたり)、さらには値段も抑えられたと知って完全にホの字でした。サイズが大きめですが、ストレージ面での拡張性とデザインにちょっと遊びがほしいとお考えの方にはオススメです。16,200円前後、アウトレット品なら1万円台前半で入手可能です。

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4. 運用した感想

しばらくお待ち下さい。

1件のコメント

  1. […] 今までBIOSバージョン3.20で使用していたのですが、先日購入したケース付属の3pinファンをCHA_FAN2とCHA_FAN3に接続したところ、全く制御が効かない状態が続いていました。 CHA_FAN3はBIOS画面でなんとか電圧を落とすことに成功しましたが、自動判別が災いしてCHA_FAN2はPWM固定にでもなっていたのでしょうか。 CMOSクリアも効果がありませんでした。 […]

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